こどものまちCBTとは・・・


「こどものまちCBT」は、開催前の企画段階から、子どもが主体的に関与し、子どもたちだけで市役所をはじめ、お店や会社などを運営する「ごっこ遊び」の集合体として“まち”を運営します。
参加する子どもたちは、“まち”のお店や会社で働き、対価として”まち”の中だけで通用するお金”カフェ”を使った買い物やCBT市長選挙などの疑似社会体験をする中で、協働作業や協議による課題解決を通して、社会へ参加することを学ぶプログラムです。


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こどものまちの起源

ドイツのミュンヘンが発祥の地。30年近くの歴史があります。
最初は、ダンボールハウスづくりの遊びから始まり、こどもたち自ら、郵便局を作って手紙を出したり、教会を作って結婚式をしたりする中で、ヒントを得て始まったものです。1979年の「国際児童年」に第1回となる「ミニミュンヘン」が開催されました。その後、1985年の「国際青少年の年」にミニミュンヘンが開催されましたが、その後は予算がつきませんでした。これをこどもたちが市に対して請願して、予算をつけてもらい、以後2年に1度の開催となっています。ドイツでは戦後すぐ「遊びこそが文化の源となる」という社会的合意が生まれています。それは日本でいうスポーツや教育の意味を、もっとこども主体で考えるきっかけを与えています。ミニミュンヘンは、巨大な単一のプログラムではなく、80もの小さなプログラム(一つ一つがお店屋さんごっこと言えるかもしれない)の集合体であり、それぞれの関係性が、そのままこどもたち自身の体験の関係性となって現れています。

日本では、ミニさくら(千葉県佐倉市)が2002年に開催し、長期にわたる持続的なものとしては先駆けとなっています。同年11月には仙台でも行なわれ、翌2003年10月には市川でも始まりました。現在では、25都市28主体が実施しており、ますます広がっています。全国サミットは2007年に佐倉で始まり、2008年に仙台、2009年に横浜、2010年に名古屋で開催されました。

千葉市での開催・・・こどものまちCBTの歴史

■第1回(2009年4月25日)

「こども環境学会・千葉大会」のワークショップとして開催されました。
半日の開催でしたが、134人がこどものまちの市民登録をしました。
店舗数は8か所。
同性での結婚を認めるという法律改正が行われたり、新規に起業し、
似顔絵コンテストを開催するなど、予期せぬ力の発揮をこどもたちは見せてくれました。


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■第2回(2009年7月31日〜8月1日)

「こどもの力フォーラム」イベントとして開催されました。
2日間で248人が市民登録をしました。
初めてのこども市長選挙が行なわれ、初代こども市長が誕生しました。
近隣企業や市民のみなさんの協力によって多彩な店舗(26店舗)が出店されました。

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■第3回(2010年8月6日〜8日)

3日間の開催で、980人が市民登録をしました。
第2回こども市長選挙によって、第2代こども市長が誕生しました。

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■第4回(2011年11月5日〜6日)開催予定

さて、どんなCBTに進化するでしょう。ただ今準備中です。
どうぞ、企画の段階からこのプログラムに参加してください。